サラワク生活

マレーシア サラワク州10周年な日常生活を綴っていきます

民衆の承諾が必要なプライベートライフ

こんにちは、神出鬼没の納豆ラーメンです。


さて今回はクイズから。

さぁ、この写真は何の写真でしょう?

1:犯罪者。 2: 婚姻届申請中の人。 3: 行方不明で家族が探している、言わば、尋ね人。


うーん、難しいなー。

私の日本人の友達は(来馬歴6ヶ月)「犯罪者?」と答えていました。

残念ブブーッ!🙅

「えー、これ個人情報でしょー!」

まぁ、名前と父親の名前出ていますが、他は折り曲げて隠して有ります。

ヒント、二週間ほど掲示されます。

「え?」

尋ね人はもう少し長いでしょうね。

ちなみにこれは政府の建物の掲示板に貼られています。


答えは2番。婚姻届申請中の人でした。

よく見るとカップルになっています。

日本は戸籍制度ですが、マレーシアは個人のICカード(アイデンティティーカード)が普及しているので、こういう措置があるそうです。役場で戸籍を管理していないのと、時々昔ながらの結婚方式(イバン族でも奥地にいる場合は役所まで出てくる事が出来ないので、その地域で結婚するのみで政府に登録されていない場合が有ります。)のみですと、重婚になる事も有りうるので、掲示して、地域住民に知らせることにより、重婚等無いか調べます。


二週間以内に、もし「あ、これボクのお父ちゃん!」,「あ、うちの失踪した家内だ!」、「この人私のボーイフレンドよ!」等々あって抗議があった場合には婚姻届見送りになります。


コミュニティーの力はすごいですよ!

日本も昔はお隣さんって心強い存在でした。

今は挨拶もしない、いつ帰ってきているか知らない、顔も見ない、そもそも隣人すら信じられないので接触しない、そんな社会になってきているのでしょうね。


文明の発達と引き換えに失ったものって以外に多いのかもしれません。


今日はしみじみとした納豆ラーメンでした。